サムネ用。いらすとや便利すぎ。
こんにちは。西川です。
こういうブログの最初って何書けばいいんでしょうかね。
普段140字以内で済む文章しか書いてないのでいざブログ書くぞってなったら何も思いつかないもんです。
はじめに
この記事は徒然草さん主催のゲキ!チュウマイ Advent Calender 2023に参加させていただき執筆したものとなっております。
12/1〜25の期間に毎日、ゲキ・チュウ・マイに関する記事が毎日(2枠あるので1日2本)合計50本も投稿されます。
(この記事は1枠目の12/18担当です。)
お役立ち情報や面白い統計、思い出を振り返る記事や怪文書など、読み応えたっぷりの内容になっていることと思います。時間があったら他の人のも読もう。
その前にまずはこの記事を最後まで読んでくれ。頼む。
1枠目
adventar.org
2枠目
adventar.org
では本題へ。
さて、突然ですがみなさんは「音ゲー」というものをどのように楽しんでいますか?
ゲームをプレイする以外にも、楽曲を聴く、キャラクターを愛でる、オフ会をする、コスプレをする、二次創作をする、などなど…昨今ではいろんな楽しみ方があると思います。
このアドカレ自体もコンテンツの楽しみ方の一つですね。
その中でも今回は、「音ゲークラブイベント(以下、「音クラ」と略します)」という楽しみ方について特に未経験者の方に向けて説明させていただければと思います。
内容自体は真面目なものですが、長文ではないので気軽に目を通してみてください。
※これから記載することはすべて私個人の意見であり、すべての音クラに当てはまるものではありません。何事にも例外があるものとして捉えていただけると助かります。
クラブって、音クラってどんなところ?
まず、"クラブ"という空間にどのようなイメージがあるでしょうか。
治安が悪い、パリピしかいない、ナンパする場所、なんかテキーラとかみんなで飲んでる、など…ちょっと怖い印象はないでしょうか。
とある陰キャによるクラブのイメージ
もちろんそういう場所・イベントが無いわけではありません。
しかし、どんなイベントにも共通しているのは、そこが「音楽に包まれた非日常的な空間」であるということ。
DJが曲を流したり、生演奏・生歌などがあったり、常に音楽が流れています。
流れている音楽そのものを楽しむだけでなく、その空間で生まれる一体感や、お客さん同士の交流を楽しめるのがクラブの醍醐味じゃないかな、と考えています。
また、ここ10年前後で、アニソンがメインのクラブイベント(いわゆる「アニクラ」)がかなり普及しており、アニメ公式側が参入したりメディアに取り上げられることも珍しくなくなってきました。
さらに最近ではボカロやVTuberや同人音楽など、ジャンルやコンテンツを限定したイベントも増えてきており、その中でも音ゲーに特化したイベントを「音クラ」と呼んでいます。
要するに、クラブはパリピだけのものじゃないってことです。
では、音ゲーの曲を使ったDJってどんな感じでしょうか。
百聞は一見にしかず。言葉だけでは雰囲気を上手く伝えられないので、実際に映像で観てもらった方が早いと思います。
参考にJAEPO 2023で開催されたセガ音ゲーDJライブのアーカイブを貼っておきます。
www.youtube.com
こんな感じで、DJが音ゲーの曲を流し、VJ(ビデオジョッキー)が映像を流し、お客さんが手を振ったりペンライトを振ったりします。
最近では声出しも可能になったのでコールアンドレスポンスをやったりすることもあるでしょう。
音クラも似たようなものだと思っていただいて大丈夫です。
しかし、こういったDJイベントには無い楽しみ方が出来るのが音クラなのです。
(もちろんDJイベントにしか無い楽しみもあります。)
では音クラの楽しみ方とは一体どんなものなのでしょうか。
どんな風に楽しめばいいの?
さて、音クラの雰囲気はちょっとは伝わったでしょうか。
では、実際にどうすれば音クラを楽しめるでしょうか。音クラの楽しさってなんでしょうか。
もちろん、曲を聴きながら体を揺らすだけでも十分に楽しいですが、私が考える音クラなりの楽しみ方の例を挙げてみたいと思います。
・音ゲーマーと話す
正直これが一番の醍醐味じゃないかなと思います。
ジャンルを限定したクラブイベントには、当然そのジャンル・コンテンツが好きな人が集まります。
音クラは音ゲーの曲ばっかり流れますので、もちろんほとんどのお客さんが音ゲーマーです。
同じ「好き」を持った人と語る時間っていうのは非常にいいものです。
例えば、自分が好きな曲で高まっている人がいたらきっと好みが近い音ゲーマーでしょう。
声をかけてみたら、Twitterで繋がったりイベント後にゲーセンでマッチングしたり出来るかもしれません。
もちろん、DJやVJにも話しかけてもいいんです。「あの曲好きなんです!」「あの映像よかった!」「あの繋ぎ解釈一致すぎてもはや俺」とか言ってもらえると大体のDJVJは嬉しいです。
・Twitterで実況してみる
会場で起こったこと、流れた曲や映像などをイベントのハッシュタグをつけてツイートしてみましょう。他人が傷つく表現はやめてね。
イベント出演者が喜んで反応します。
また、ShazamやSoundHoundといった、音楽を認識して検索してくれるアプリをインストールしておけば、流れた曲をスムーズにツイートできるかもしれません。
・お酒を飲む
クラブではいろんなお酒を販売していますので、好きな飲み物を頼んで音ゲー曲を聴きながら味わいましょう。
当然、飲み過ぎには注意しましょう。
20歳未満の方はノンアルで乾杯しようね
・みんなで声を出す・歌う
コールがある曲で実際にコールしてみたり、ボーカル曲などではみんなで大合唱することも一つの楽しみ方です。
より一体感が生まれて楽しさ倍増です。
参考にならない例
・体を動かす
振り付けのある曲で踊ってみたり、映像に合わせて音ゲーするフリをしてみたり。
譜面に特徴のある曲ではみんなが手を動かしてて謎の一体感が生まれることもあります。
CYCLESの押しスライド講座
・グッズを持ち込む
音ゲーのグッズを持っている方は持ち込んでみるのもいいかもしれません。
ペンライト振り回してみたり、タオルやTシャツを掲げてみたり。
グッズキャンペーンのクリアファイルを額縁に入れて持ち込んでる人も見たことがあります。
#柏木咲姫なんだよなぁ
これはグッズじゃない
これはもうなんなんだよ
・感情に素直になる
もちろん節度を持って。
非日常な空間であるが故、普段は表に出せない感情を出してみるのもいいでしょう。
好きなものには好きと叫ぼう。
推しキャラの曲が流れて「俺の女ー!!!!!!!」とか公式のイベントで言えないでしょ。音クラなら多分大丈夫。
迷惑にならない範囲なら転げ回っても可
・打ち上げに参加する
これは打ち上げをやっているイベント限定の楽しみです。
酒を飲んだり同志と語り合うのはもちろんイベント本編でもできるのですが、いかんせん音が大きすぎて上手くコミュニケーションが取れなかったり、高まる曲が流れすぎてそれどころじゃなかったりすることもあります。
落ち着いた空間でゆっくりと話せるし、イベントの感想を言い合ったりすれば振り返りにもなるでしょう。
・(イベント後に)ゲーセンでマッチングする
会場の近くにゲーセンがある場合、イベントが終わった後は音ゲーがしたくてたまらず駆け込んでしまうでしょう。
大体の人がそうなので、同じ会場にいた、同じ空気を楽しんだ音ゲーマーがいるはずです。いい機会なのでマッチングして思い出を作りましょう。
イベントで流れた曲を選曲して振り返るのもいいと思います。
…
さて、思いつく限りを列挙してみましたが、楽しみ方っていうのは人それぞれです。
あなたも遊びに来てみたら、自分なりの楽しみ方が見つかるかもしれませんよ。
会場で気をつけること
さて、音クラに興味を持ってもらえたでしょうか。
興味は湧いたけど、ルールとかよくわからなくてまだ躊躇っているそこのあなた。わかります。
ここからは実際にクラブでどのように振舞ったらよいかを簡単にお伝えしてみようと思います。
・身分証明書を持参する
クラブでは酒類の提供があります。当然、年齢確認もありますので、年齢を確認できる身分証を持参しましょう。
持参しなかった場合、入場できない場合や、酒類を提供できない場合もありますのでご注意ください。
・飲食物は持ち込まない
クラブハウスやライブハウスは風営法上、飲食店として営業しており、飲食物は持ち込みを禁止されていることがほとんどです。
おみやげくらいの軽食は持ち込みが許可されていることも少なくありません。会場ごとにルールがあるので、気になったらイベントの関係者に事前に確認しましょう。
・貴重品の管理は責任をもって行う
会場では不特定多数の人が出入りします。
もちろん荷物をその辺に放置してしますと、紛失・盗難のおそれがあります。
そうなってしまうと、よほどイベント側に落ち度がない限り責任を取ることは難しいです。
貴重品は絶対に手放さないよう管理しましょう。
また、荷物が多いと会場内で邪魔になってしまうので、なるべく最低限に抑えましょう。
会場によってはコインロッカーがあったり受付で預かってくれることもあります。あらかじめ確認しておきましょうね。
それロッカーに入る?
・機材には触らない
会場によっては、ブース(DJたちが立ってるところ。機材とか置いてる。)との距離が近く、手を伸ばせば届いてしまうこともあるでしょう。
しかし、機材に不用意に触れてしまい、音が止まってしまったり、機材に損傷を与えてしまうこともあるかもしれません。
高まる気持ちはわかりますが、機材にだけは触れないよう気をつけましょう。
また、ナイスなDJと乾杯したい!と思った時も、ドリンクを機材の上から渡すのはどんな会場においてもご法度です。
何かの拍子で中身がこぼれたら、機材は間違いなくお釈迦になるでしょう。そうなると弁償です。下手したらオンゲキ筐体より高いものもあるので、本当にこれだけはやめましょう。
多分誰に聞いてもこれについては同じ温度感で注意してきます。
壊れた機材はこれでも直りません。
・喫煙できる場所を確認しておく
これは喫煙者向けにはなりますが、特に昨今では、喫煙できる場所が非常に限られています。
しかし、必ず会場付近には喫煙所が設けられていると思いますので、事前に場所を確認しておきましょう。
路上喫煙、ダメ、ゼッタイ
・写真をSNSにアップするときは被写体の許可を取る
まあこれは音クラじゃなくても当たり前のことですよね。
DJやVJをしている出演者でも、SNSへの写真のアップはNGの人もいますので要注意。
あかりちゃん許可取っててえら〜い
・コスプレ可能な更衣室があるか確認しておく
コスプレする人向けなのでこれも限定的な内容ですが…
音クラではコスプレイヤー大歓迎のイベントもあり、更衣室が設けられていることも少なくありません。
しかし、全てのイベントで更衣室が用意されているわけではありませんので、イベント情報で特記されていない場合は、事前にイベント主催側に聞いておきましょう。
もちろんコスプレした状態で会場まで出歩くのは言語道断ですよね。
・その他ハウスルールを守る
上記のみならず、会場独自のルールを設けていることも少なくありません。
当然、それらも遵守しましょう。郷に入ってはなんとやら。
・最低限のマナーは守る
ここに書くまでもありませんが、イベント外でやっても他人に迷惑がかかることは当然イベント内でもNGです。はい。
・楽しむ気持ちは忘れない
気をつけるべきことを書いてみたら意外と多くてビックリしました。
これを読んでちょっと窮屈なイメージを持ったかもしれませんね。
しかし、実際は窮屈な思いをしないくらい楽しいのが音クラなんです。これは本当です。
必ず「楽しむぞ」という気持ちを持って遊びにきてください。
イベント紹介
ここまで目を通して音クラに興味を持っていただいた方、「じゃあ実際にどんなイベントがあるのか知りたい」と思いませんでしたか。思いませんでしたか?思ったってことにしてください。
というわけで、各地で開催されているイベントをいくつか紹介させていただきます。
(この記事での掲載を許可いただいた心の広いイベントです。マジでありがとうございます。)
直近での開催予定(12月中旬現在の情報)も併せて記載しますので、予定の合う方は是非遊びに行きましょう。
人類みなオンゲキ(東京・秋葉原)
セガ音ゲーの収録曲と人類みなセンパイ!が主に流れる、オタク系音ゲーDJイベント。
ゲキチュウマイの楽曲がメインなので、この記事を読んでいる方にはピッタリなイベントだと思います。
主宰がオンゲキのオタクなので会場内はいつもこんな感じです。
適度なスパンで、アクセスのいい土地での開催なので、首都圏にいる音ゲーマーの方は是非遊びに行ってみてください。
次回は1/13(土)開催です。
詳細はこちら。
twipla.jp
PIKAGRE PARTY(東京・六本木)
誰でもDJができる平日イベントとして過去に"PIKAGRE"という名前で毎週木曜日(すごい)に浅草で開催されていた音ゲークラブイベント、の拡大版です。
こちらはいろんな音ゲーの曲が流れるので、ゲキチュウマイ以外の音ゲーをやってる方にも刺さる曲が多いと思います。
そんなPIKAGRE PARTYさんですが、数年ぶりに開催されることが決まりました。
曰く、音クラ初めての方でも楽しめるブチアゲパーティーとのことで、「クラブに遊びに行くのが初めての方は入場無料(要自己申告)」という、クラブ未経験者向けの当記事にはあまりにもピッタリな制度が設けられていました。
スペシャルゲストも超豪華だし、音クラ未経験者は行くしかないですよ。
詳細はこちら。
twipla.jp
3xICECREAM!!!(北海道・札幌)
サンバイアイスクリームと読みます。
全国的にも珍しい「毎月開催(すごい)」イベントです。
主宰がオンゲキプレイヤーなのでゲキチュウマイの楽曲もよく流れます。
ラウンドワン札幌すすきの店から徒歩5分という、音ゲーマー向けに恵まれた立地なので、道内の音ゲーマーは遊びに行きましょう。
3ヶ月先の日程まで公開されているので、詳しくはTwitter等でご確認ください。
https://twitter.com/3xICE_OTG
3xice-sapporo.wixsite.com
THE SAFARI(熊本)
ちょっと飛んで九州のイベントです。
流れるジャンルは全音ゲーが対象ですが、DJ陣のプレイ機種のせいか弐寺とゲキチュウマイとアイドルマスターシンデレラガールズの曲が多い印象があります。
不定期開催のイベントですが、YouTubeでの雑談配信や、誰でも参加可能なDiscordサーバーなど、珍しい形での運営ではあるものの、参加者の距離感が近いのが特徴です。
t.co
↑みんなも参加しようDiscord
そして次回開催は12/30。もちろん今年ですよ?
脳天直ゲキ(福岡)
こちらは私が所属しているゲキチュウマイ楽曲メインのイベントです。
今年2月に始まったばかりのイベントなので、今からでも古参を名乗れますよ。
九州のゲキチュウマイプレイヤーは気軽に遊びにきてください。九州外からももちろん来てください。
次回開催の情報がまだ出せないので、Twitterのハッシュタグ #脳天直ゲキ でイベントの雰囲気を感じてください。
8月に開催した第2回の出演陣による振り返りもどうぞ。
nouten-chokugeki.hatenablog.com
気になるイベントはあったでしょうか。
「近隣でのイベントがない!」「予定が合わない!」という方、他にもイベントはたくさんありますので、音ゲークラブイベントカレンダーという誰が運営しているかわからないTwitterアカウントで探してみてはいかがでしょうか!
最後に
いろいろと書きましたが、音ゲーを好きな人であればほぼ間違いなく音クラを楽しめるはずです。
一人で不安な方は友人を誘ってみるのもいいと思います。
知り合いに音クラ経験者がいれば話を聞いてみるのもいいでしょう。
何度も言いますがクラブは決して怖い空間ではありません。音クラでは周りは音ゲーマーだらけです。
まずは騙されたと思って興味を持ったイベントへ足を運んでみてください。
もし楽しかったら、周りの音ゲーマーにも教えてあげましょう。
さて、そろそろ書くことも無くなってきたのでこの辺で締めたいと思います。
万が一この記事に思ったより反響があったり「DJやってみたい!」「VJやってみたい!」みたいな声が上がるようであればその時は続きを書くかもしれません。
また、もし気になったことや誤字脱字なんかがあればDM等で指摘ください。
多分自分で読み返すことはないので……
では、機会があればクラブでお会いしましょう!さよなら〜